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ジョン・レノンが靖国参拝。神道に惹かれていた。

renon hon sannpai333

Lin-Bard
【ジョンレノンが靖国参拝】

 ジョンレノンは神道に惹かれていた。
ジョン・レノンといえば、誰でも永遠の名曲
「イマジン」を連想するでしょう。

1971年に発表されたこの歌には、
「天国なんてありゃしないと、想像してごらん。地獄もありゃしない」
「そして、宗教もない。そうしたら、みんな平和に生きられるってさ」
 というメッセージ性の強い歌詞が登場します。

 著者は、「イマジン」について次のように述べています。

「『イマジン』は世界の若者のあいだで、大ヒットした。
 ところが、アメリカや、ヨーロッパのキリスト教保守派層から、
 神を否定して、冒瀆する歌だとして、強く反撥された。

 日本人は宗教に対しておおらかで寛容だが、
 キリスト教徒のなかには、病的としか思えない、癇性な人が珍しくない。
 私は『イマジン』は、
 神道の世界を歌っているにちがいないと、思った。
 そして、そうジョンにいった

 
 renon ima kasi 33

 私はジョンに、
 神道には、空のどこか高いところに天国があって、
 大地の深い底のほうに地獄があるという、突飛な発想がないし、
 私たちにとっては、山や、森や、川や、海という現世のすべてが
 天国であって、人もその一部だから、自然は崇めるものであって
 自然を汚したり壊してはならないのだと、説明した


 その後、ジョンとヨーコは靖国神社、
 さらに足を延ばして、伊勢神宮を参拝しました。
 ヨーコがジョンを説いて、連れていったのだそうです。

 ジョンは日本を愛していました。
 そして、日本語を毎日、勉強していたそうです。

 日本語の中で一番好きな言葉は、「おかげさまで」でした。

 著者は、次のように述べています。

  「ジョンは口癖のように、
 『okagesamade(オカゲサマデ)』という言葉が、
 『世界のなかで、もっとも美しい』と、いっていた。


  日本では、人が自分1人の力によらずに、神仏や、祖先や、自然や、
 あらゆる人々である世間のお蔭を蒙って生きていると、考えられた。

 ついこのあいだまで、日本では世間体が人にとって、何よりも大事だった。
 日本人にとって世間というと、天と同じような存在だった。

  世間をまるで神であるように畏れて、敬ったのだった。


 ユダヤ・キリスト・イスラム教のように、
 神が人のうえに存在することを想定するのではなく
 社会が天だった。

 私はジョンに、
 日本では同じ人である隣人たちを神としているといった。
 ジョンは目を輝かせて、聞いてくれた。


  世間体は、『世間態』とも書いた。
 世間体は世間に対する面目で、世間の人々に対する体面であり、
 社会の規範に合わせて生きることが期待された。
 そのように努めることによって、自分をよいものに見せようと努めた。

 日本ではこのように人間関係が、徳目を支えていた。
 もし、社会規範に背くことがあったら、『世間体が悪い』といって、
 自分だけではなく、一族ぐるみで恥じた。

 『世間を狭くする』とか、『肩身が狭い』というと、
 世間の信頼を失うことを意味したから、
 そうなったら、胸を張って生きることができなかった。
 このような規範が、人々の背筋が通った生きざまをつくっていた。

 世間を神様のように、『世間様』といって崇めた。
 いまでも、そう意識することなく
 『世間様』という言葉がごく普通に使われている」


 わたしも、著者のいう「世間様」という発想は非常に重要だと思っています。

「ご先祖様」、「ご近所様」、
 そして「世間様」という視点がなくなってから
 日本人のモラルは低下しました。
 つまり、共同体というものが弱体化してしまったのです


 著者も、次のように述べています。

 「いまの日本では、共同体の意識が弱まってしまったために
  人間関係が駆け引きであるとみられるようになって、
  世間体という言葉がなくなった。

 社会が神でなくなってしまった。

 まだ、半世紀にならないというのに、
 日本は何と大きく変わったことだろうか。

 そういえば、『個人』『個性』という言葉も、
 明治以前には、日本語になかった」


 さらに、著者は「世間」を敬う心こそが日本人の特色だとして
 次のように述べます。

 「私たちは、神や仏だけでなく、親や、上司や、
  特定の人々による引き立てだけでなく、
  世間のお蔭をこうむって、生きているのだ。

 だから、日本人はあたかも神のように、世間を畏れて敬った。

 いまでも、改まった席では、若者まで含めて、
 『・・・・・・紹介させていただきます』とか、
 『参加させていただきました』
 『つくらせていただきました』
 『過ごさせていただきました』と、
 『・・・・・・させていただきます』を連発する。
  これは、外国語にはない表現
である。

  自分の力だけではなく、そのように世間に『させていただいた』ことに、
 胸のなかで感謝しているのだ。

 世間を天としている文化は、日本だけである

『ジョンレノンはなぜ神道に惹かれていたのか』より

 bard-Lin



 
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